どうもレンパパです!
子供がサッカーをやっていると、必ずと言って良いほど話題に上がってくるリフティング問題。
特にサッカーを始めたばかりだと「リフティングが何回出来るか」が上手い下手の指標になったりしているくらいです。
この記事ではリフティングが「数千回出来る=めちゃめちゃ上手い」わけではないという事を書いています。もしお子さんがリフティングに興味無く、あまり出来ない子は焦らずこの記事を参考にしてもらえればと思います。
それでは行ってみましょう!
長男はリフティングが2000回以上できます。
タイトルに少し反していますが、我が家の長男小6は2000回以上はリフティングが出来ます。多分体力と集中力が続けばもっと出来ると思います。
そして今ではテニスボールでもリフティング練習をしています。
が、チームでレギュラーではありません笑
レギュラーの子達よりもリフティングは出来ます。
ただ、当たり前の話ですがそれだけではレギュラーになれません。
小学1、2年生くらいでしたら、ボールを思い通りに扱えるという意味ではリフティングが回数多く出来ることは有利に働くと思います。
低学年なら「リフティング上手い=サッカーが上手い」は少しだけ成立するかもしれませんが、高学年では全く「=」ではありません。
じゃあリフティングって全く意味ないの??
やる意味ないんじゃないの?
もちろんそんな事はありません。出来ないより出来た方が良いです。
リフティングの練習をする意味は
ここからはリフティングで得られる技術について話していきます。
ボディコントロールが身に付く
リフティングではボールコントロールを身につけられると思われがちですが、主にはボディコントロールで、サッカーに必要な動きを身につけることが出来ます。
リフティング中は片足状態が続くため、常に軸足バランスを保つ必要があります。
この片足状態のバランス感覚こそ、サッカーのシュートやドリブルなどに必要な姿勢です。
リフティングを続けて軸足でバランスを取る感覚を得られれば、相手の意表をついたシュートやドリブルもできるようになります。
僕はトラップが上手くなったって言われた
人間の身体は『足首』『膝』『股関節』の3か所が動き、これらにはそれぞれ内側にひねる『内旋』と、外側にひねる『外旋』という動作があります。
リフティングやトラップなどは、3つの関節を連動させてボールをコントロールするので、「技術がない」と言われる子供は、それらをスムーズに動かせないため身体の動きがぎこちないのです。
逆に、上手い選手は身体をスムーズに動かすことが出来るので、色々なボールを扱うことが出来ます。サッカーが上手くなるためには、まずは身体を思い通りに動かせるようになるのが一番重要で、そのためにはリフティングが理想的な練習と言えます。
ボールミート力の向上
そしてもう一つリフティングで得られる効果としてはボールのミート力向上です。
リフティングを続ける事は、ボールを常に芯で捉える必要があります。インステップ、インサイド、アウトサイド、腿、脛、ショルダー、ヘディングなど色々な箇所でリフティングを行うと思いますが、全てボールの芯を捉える必要があります。
ボールをミートさせる力が向上すると、シュートやロングパスなどが格段に飛ぶようになります。
シュートやパスを飛ばすには、もちろん筋力も必要ですが、まずはミートさせる事を1番に考えるべきだと思います。

リフティングの回数は全く重要ではない
よくチームでも「何回できないと試合に出さない」とかあると思いますが、100回以上はほぼ意味ないと思っています。
むしろ色々な場所を使って芯を捉える練習をした方が良いです。
ボディコントロールやボールコントロールを身につける意味では、基礎技術としてリフティングは重要だと思いますが、同じ場所で何千回も出来るようにする必要は全くないと思います。

それによりサッカーの上達に大きく影響するとは個人的には思いません。
子供たちが楽しみながらボール遊びの感覚でやっている分には良いと思いますが、試合で直接使わない技術を、試合出場の為の課題として課するのはどうかなと思ってしまいます。
逆に試合などではボールの扱い方が少し劣っていても、空間認知能力や危険察知能力が高い子の方が確実に活躍します。
って事を長男を見てきて思いました笑
なのでリフティングを練習するなら、インステップだけで1000回目指すより、インサイド、アウトサイド、利き足と逆足などで100回くらい出来るようにしてあげましょう!
もし家族で500回とか1000回とかをお子さんに課しているなら、違う制限の方が楽しみながらできるはずです。
ある程度出来ていれば規定回数の制限はサッカー上達に直結しないと思います。
まとめ:少年サッカーのリフティング問題
いかがでしたか?
我が家では長男が低学年の時はかなりリフティングをさせていましたが、それと試合に出て活躍できるは必ずしもイコールではない事をお伝えしてきました。
なので次男と三男は違う自主練に時間を割いています笑
- 「リフティング上手い=サッカー上手い」はない!
- ただし基礎技術は習得できるのある程度はやるべき!
- ボディコントロールが身に付く!
- ボールをミートさせる力が身に付く!
- ある程度出来たら回数ではなく、色々な箇所でチャレンジ!
子供が楽しみながら、自分で目標を立ててやっている分には良いですが、義務になってしまうとサッカーそのものが嫌になってしまう可能性があります。
それだけは親として避けてあげなければいけないと思うので、子供が楽しみながら好きなサッカーを出来る環境を作ってあげましょう!
それでは!